2013年11月4日月曜日

血液学_1

白血球の種類
顆粒球→好中球、好酸球、好塩基球

分葉核球+桿状核球
感染症に陥ると核の左方移動によって桿状核球が増加する

MPO染色
陽性:顆粒球、単球(弱)
陰性:リンパ球

エステラーゼ染色
非特異的な染色で陽性:単球
特異的な染色で陰性:好中球

授業で扱った血液の病態
①ITP(特発性血小板減少性紫斑病)
原因となる疾患や薬物が認められず、血小板破壊が亢進して後天性に血小板減少(10万/μL未満)をきたす疾患。主に血小板糖タンパク受容体に対する抗血小板抗体が関与した自己免疫反応であり、自己免疫性血小板減少と呼ばれるようになってきている。

②フォン・ヴィレブランド病
VWFの生物活性が低下ないし欠如している病態。

③血栓症
血管を閉塞するような病的な血栓症状が起こると臨床的には血栓症になる。動脈血栓は主として白色血栓で血小板とフィブリンからなる。動脈血管内皮に傷害のあるところに血小板が粘着、凝集して生ずる。通常は動脈硬化巣を素地に起こる。静脈血栓は赤色血栓が主で血流が停滞したところに血液の凝固が始まり、フィブリン網の中に赤血球が取り込まれて生ずる。



血液中の血小板が減少し脾臓の血小板プール中の血小板が増加すると脾腫が生じる。