ラベル 外科Ⅱ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 外科Ⅱ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年10月22日火曜日

妊娠高血圧症候群


周産期医学の特殊性
いつ異常事態が発生するか分からず、急速に悪化することもまれではない。
そのため数分の差が生死を分けることになる。

妊娠高血圧症候群は5~8%で発生する
母体の症状としては
  • 腎不全
  • DIC(播種性血管内凝固症候群)→さまざまな重症の基礎疾患のために過剰な血液凝固反応活性化が生ずるため生体内の抗血栓性の制御能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の病気
  • 脳出血
  • 肺水腫→血液の液体成分が血管の外へ滲み出すため、肺内に液体成分がたまり肺で酸素の摂取が障害され低酸素血症により呼吸困難が現れる。
  • HELP症候群
  • 子癇(しかん)→意識喪失と反復する全身のけいれん。発症の時期によって、妊娠子癇、分娩子癇、産褥子癇の3つに分けられる。

胎児は発育不全をきたし、最悪の場合死亡する。

未然に防止することができるものであり、予兆はある。
血圧上昇や子癇前駆症状を見逃さない
適切な降圧剤とマグネシウムを使用する
アプレゾリン静注。これは調節性が比較的悪い